まちがいだらけの少子化対策: 激減する婚姻数になぜ向き合わないのか

まちがいだらけの少子化対策: 激減する婚姻数になぜ向き合わないのか

定価:2,200円(税込)

編・著者名:天野 馨南子[著]

発行日:2024年07月11日

判型・体裁・ページ数:四六判・並製・240ページ

ISBNコード:978-4-322-14446-8

書籍紹介

異次元の少子化が進む “本当の理由”

日本の出生数は半世紀で6割減少!

激変した“理想の家族”とアンコンシャス・バイアスの蔓延

シルバー民主主義がもたらす未婚化放置社会

 日本の少子化の勢いが止まらない。若い男女の結婚願望は昔とそれほど変わらないにもかかわらず、なぜ少子化が急速に進んでいるのか。

 官民の多くの人口問題関連委員を務め、全国各地から講演依頼が殺到する著者が、エビデンスから日本の実像を解き明かす。

主要目次

第1章 少子化が進む本当の理由

1 止まらぬ少子化の背景───EBPMが苦手なニッポン

2 出生率の不正確な理解と濫用

3 夫婦当たりの出生数は微減だが、婚姻数が激減

4 女性人口減の倍速で進む婚姻減

第2章 古い価値観が招くアンコンシャス・バイアスの蔓延

1 「子育て応援話にしておけば炎上しない」という逃げの政策

2 未婚化の原因を決めつける確証バイアス───微減にとどまる結婚希望

3 女性の社会進出が原因ではない

第3章 統計的誤解がもたらす地方少子化加速の罠

1 止まらぬ地方少子化

2 人流を無視した出生率比較は意味がない

第4章 地方から流出する結婚適齢期前人口

1 東京一極集中の現実

2 「就職期」に消えゆく地方の次世代人口の未来

第5章 「シルバー民主主義」がもたらすリスク

1 日本人は「絶滅危惧種」

2 シルバー民主主義が生み出すさらなる少子化の罠

3 若年層の声を優先する社会に「人口の未来」あり

第6章 「子育て支援」最優先国家が苦しめるのは誰なのか

1 男性大未婚化社会の出現

2 「結婚適齢期への誤解」が生み出す顕著な男性未婚

3 未婚化する日本で、最も苦しんでいるのは誰なのか

4 離婚化する日本

第7章 世界からみた「異次元ぶり」への対策こそが少子化対策

1 誤解に満ちた日本の少子化対策議論

2 理想の夫婦像に立ちはだかる「賃金格差」

3 アンコンシャス・バイアスに気づくことの大切さ───令和時代の若者の「理想の2人」を叶える社会に

著者紹介

天野 馨南子 (ニッセイ基礎研究所 生活研究部 人口動態シニアリサーチャー)

東京大学経済学部卒。日本生命保険入社後、ニッセイ基礎研究所へ出向。総務省「令和7年国勢調査有識者会議」構成員等、政府・地方自治体・経済団体等の人口関連施策アドバイザーを務める。年度始めに年度末までの講演予約が入るなど豊富な講演実績を持つ。日本証券アナリスト協会認定アナリスト。